【比較記事】NIKKOR Z 24-70mm f/4 SとLUMIX S 20-60mm F3.5-5.6との比較記事がなかったから自分で書いた

概要

時代は自給自足。

大きさ・質量

比較画像

Zの方は最大径77.5mm×全長88.5mm、Lの方は最大径77.4mm×全長87.2mm。
サイズはほとんど同じですが、質量はそれぞれ500g・350gと多少異なります。前者はF通しなのでその分重いのでしょう。
ちなみにフィルター経は、前者がΦ72mm、後者がΦ67mmです。

焦点距離・F値・最短撮影距離の推移

焦点距離(mm)2470
F値44
最短撮影距離(m)0.30.3
ワーキングディスタンス(m)0.210.21
最大撮影倍率(倍)0.110.3
焦点距離(mm)2024262728355060
F値3.53.8??44.45.35.6
最短撮影距離(m)0.150.150.150.40.40.40.40.4
ワーキングディスタンス(m)0.0630.0630.0630.310.310.320.310.31
最大撮影倍率(倍)0.320.380.430.0860.0900.110.160.19

Zの方は分かりやすいですが、Lの方は途中でF値・最短撮影距離が変わるので表が大きくなります。
なお、表におけるワーキングディスタンスは推定値ですし、最大撮影倍率についてはそれぞれ太字のもののみが公式見解です。

レンズの特徴

NIKKOR Z 24-70mm f/4 Sの公式紹介ページ

Zの方は、ナノクリスタルコートによる高い逆光耐性を持ちます。
また、電子的に動作するコントロールリングを配置することで、各種機能を割り当てることができます。
さらに、沈胴設計の採用により、縮めた際、よりコンパクトに扱うことができます。
70mm/F4が使えるので、ポートレート撮影でもよりボカしやすいのも売りの一つです。

LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6の公式紹介ページ

Lの方は、標準ズームにも関わらず、20mmという超広角画角が使えるのが最大の特徴です。
また、最大撮影倍率0.43倍を活かし、広角マクロ撮影を楽しめます。
さらに、Sラインシリーズ共通の、デザイン性に優れた外観をしています。
ちなみに-10~40℃までの動作が確認されていることも、メリットの一つです。

なお、どちらのレンズもフォーカスブリージングを抑制した設計であり、防塵防滴に配慮した仕様です。
どちらも、ステッピングモーターで高速性と静粛性を両立しており、精密かつ高速な露出制御を行えます。
なぜか公式サイトの特徴欄に書いてありませんでしたが、Zの方だけでなくLの方もフッ素コーティング済みです。

開発者インタビュー

Zの方は見当たりませんでしたが、Lの方はこちらの記事を発見しました。
換算20mm始まりが特徴的な、LEICA DG Vario-Summilux 10-25mm F1.7 ASPH.についての知見も取り入れられたのだとか。

【メールで開発インタビュー】 LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6〜 20mmスタートがVLOG時代のフルサイズ標準ズーム

レビュー記事

asobinetさんにまとめられたレビュー記事を見る限り、Zの方Lの方も評価は高いようです。


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