TS-E 45/90mm F2.8は良いぞって話をしたい

これは、買ったレンズ・欲しいレンズ Advent Calendar 2021における12/19の記事です。

なんで買ったの?

基本的にブツ撮りのためです。今までは、買ったものなどを撮るのにカミソリマクロを愛用していました。ただ、特に斜めから撮る際、強めに絞るなどしないと、狙った面をパンフォーカスにできないのが気になっていました。被写体をカメラに対してド正面に持っていけば大丈夫……なのですが、三脚の影などの都合でそれができなかったりしますので。

しかし、ティルトシフトレンズならば、ティルト機能でピント面を傾けることで、好きな面をパンフォーカスにできます。また、シフト機能で撮影範囲をズラすことにより、パース歪みを軽減することもできます。というわけで、ブツ撮り用途として大いに期待できたのでした。

買って良かったところは?

当然ブツ撮りが捗ったことですが、古い設計なレンズの割によく写ることも印象的でした。近接撮影だとF5.6まで絞る必要はあるものの、高画素機でもシャープに写ってくれるのは助かりました。特にTS-E 90mm F2.8の性能が良く、画角も相まってブツ撮りで大活躍しました。一方TS-E 45mm F2.8の場合、球面収差は絞れば収まるものの倍率色収差が残ってしまい、デジタル補正しても補正しきれないことも。そのため、TS-E 90mm F2.8で撮れない被写体に限ってTS-E 45mm F2.8を使うという運用に。

新TS-Eレンズと違い撮影倍率が低めな点については、接写リングを間に噛ませることで対応。手ブレしやすくなるので、三脚運用が前提になるものの、F8ぐらいまで絞れば画質を担保できるのは大きい。

買って気になった点は?

まず、TS-E 24mm F3.5Lの画質がカスだったのはショックでした。どれぐらいヤバいかと言うと、高画素機+14-24mm F2.8 DG DN Artで撮ってトリミングした画質>>中画素機+TS-E 24mm F3.5Lで撮った画質、といったところ。球面収差的にも色収差的にも厳しく、一度は買ったもののすぐ売っぱらいました。もっとも、広角でのティルトシフトレンズの用法(建築撮影など)が手に馴染まなかったのも大きいのですが……。

また、Canon公式にはテレコンに対応していないため、純正テレコンを刺すと、「焦点距離は変化しない」「F値も変化しない」「露出計は反応するのでISO感度が高めになる」といった挙動を示します。撮れるっちゃ撮れるんですけどね。

それと、SIGMA MC-21 EF-Lをマウントアダプターとして運用していた際は、旧TS-Eレンズについて、レンズ名がExifに記録されないのも気になりました。Canon EF-EOS Rをマウントアダプターとして運用していた際はちゃんとレンズ名も記録されたので、ここが*リバースエンジニアリングの限界と言えるでしょう。

なお、旧TS-Eレンズより新TS-Eレンズの方が高画質なものの、値段が非常に高く手を出せないのが地味に辛いですね。TS-E 90mm F2.8はともかく、TS-E 45mm F2.8の周辺画質が気になってしまうのが特に。

この記事へのコメント