LEICA DG SUMMILUX 12mm / F1.4 ASPH.が凄く良いレンズなのでダイマしたい

概要

LEICA DG SUMMILUX 12mm / F1.4 ASPH.は、マイクロフォーサーズ機で使える広角端焦点レンズです。
いわゆるパナライカの一角であり、その名に恥じぬ高画質を見せてくれます。

ただ、「12mmは標準ズームの広角端でいいじゃん」「値段高くね?」といった理由からか人気がないらしく、玉数が出てないせいか中古価格もそこそこします
とはいえ、星撮ろうかなーって時は明るいレンズで殴りたくなるので、試しに買って使ってみることにしました。
すると、星景撮影以外にも色々捗るということが判明したので、その解説をダイレクトマーケティングさせていただきます。

換算24mmでF1.4

マイクロフォーサーズにおける「換算24mm」をリストアップしてみるとこうなります。

見ての通りこの中で最も明るいですが、これは高感度を苦手とするマイクロフォーサーズだと大きな武器になります。

また、F値が低いのでボケ量も大きく、まるで蕩けるような背景の写真が撮れます。これもありがたい……。

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絞り開放から高い描写性能

幾ら明るいレンズと言えど、絞らないとよく映らないのでは美味しくありません(※個人の意見です)。
しかしこのレンズの場合、中央は絞り開放からしっかり映り、辺についても絞り開放からなかなかの解像です。
……まあ四隅については相対的に緩く、F2.8まで絞るとだいぶ良くなるって感じですが。

競合レンズと比べたレビュー記事を見ても、描写力の良さが窺えますね。

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あまり重くない

大きさ・重さについての感想は、個人差が大いにあるところです。
ただ、OLYMPUSのF1.2シリーズよりかは軽く、また握りやすいサイズ感なので、スナップ用にブラブラさせても苦になりません。
試しにM.ZUIKO 17mm/F1.2やVoigtlander 10.5mm/F0.95と比べて見ましたが、その差が際立ちますね。

サイズ比較.png

妙に寄れる

最短撮影距離が短いレンズが多いのはマイクロフォーサーズの強みですが、このレンズも例に漏れず、最短撮影距離20cmです
そのため、ブツ撮りなど「被写体に寄りたい」場合や、飯撮りなど「被写体から離れづらい場合」にも役立ちます。
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PROなんかだと更に寄れますが、あちらは開放F4でボカしにくいので……。

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周辺減光が強い

「明るさが欲しい」と言う意味では嬉しくないですが、「レンズの味」と言う意味では美味しい要素です。
↑のラーメンの写真はF1.4ですが、同じ時にF2.8で撮った写真も載せておきます。
端まで隙がない画質になりましたが、周辺減光の影響が薄まったことによって、色味まで違って見えませんか。

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以下、撮影例を何点か

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