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EOS R7とRF15-30mm F4.5-6.3 IS STMを購入
正月三が日、RF24-105mm F4 L IS USMとEF70-200mm F2.8L IS III USMを売却したついでに、ボディとレンズを購入しました。どちらも利用頻度が減っていたので……。EF16-35mm F4L IS USMとTS-E 45mm F2.8も買い取りを見積もりましたが、価格が安めだったので一旦保留ということで。
1. EOS R7について
買った理由について。レンズを交換せずとも使えるサブボディはあったほうがいい、RF-S18-150mm F3.5-6.3 IS STMを購入していたので相性がいい、といった理由で新品を購入しました。
シャッターについて。このカメラにおける、シャッターの仕様は次の通り。これらを確認した後、基本的には電子シャッターで運用し、それだと厳しい場合はメカシャッターと電子先幕シャッターを使い分けています。
シャッターの種類 | フリッカー除去 | 自動水平機能 |
---|---|---|
メカシャッター | 可能 | 可能 (シャッタースピードは落ちる) |
電子先幕シャッター | 可能 | 不可能 |
電子シャッター | 不可能 | 可能 (シャッタースピードは落ちない) |
高感度ノイズについて。ISOオートの目安を探るため、DPreviewのサンプルを見ながら、EOS R5と比較してみました。EOS R7において、安心して使えるのはISO800まで、高感度ノイズを除去して実用的な画質が得られるのはISO3200までな印象です。つまり、RF-S18-150mm F3.5-6.3 IS STMのような暗いレンズとタッグを組む場合、夜だと運用しづらい……。EOS R3/R7/R10は「高輝度側・階調優先」と「オートライティングオプティマイザ」を同時に使用できますが、前述したようにノイズが乗りやすいので、ホイホイ使えるかと言われると難しいです。NnIPTでノイズが除去できたように見えても、ダイナミックレンジの喪失は誤魔化せないので。
同様の処理を、EOS R7でも確認。安心して使えるのはISO800、細かな文字が崩れだすのはISO1600、細かな文字が致命的に読めなくなるのはISO6400。 pic.twitter.com/e7q1y4KBj4
— YSR@アメグレ攻略中 (@YSRKEN) January 19, 2023
AFの設定について。EOS R3/R7/R10は、画面全体AF以外の……例えば一点AFでも、自動的にトラッキングAFを効かせることができます。また、事前に割り当てたボタンを押すことで、トラッキングAFを開始させることもできます。大変ややこしいことに、この2種類のトラッキングAFは別物。製品マニュアルの言葉を借りると、前者は「被写体追尾(トラッキング)」、後者は「ボタンでトラッキング」です。
AFの使い勝手について。しばらく触った感想として、「被写体追尾(トラッキング)」は誤爆しやすいですがシャッター半押しですぐ作動、「ボタンでトラッキング」は誤爆しづらいですがシャッター以外のボタンを押す必要がある印象です。誤爆しづらい状況だと判断できるなら「被写体追尾(トラッキング)」の方が手っ取り早いので、速射用のカスタム設定ではそちらをよく使っています。一方、じっくり撮影するためのカスタム設定では、誤爆を避けたいので「ボタンでトラッキング」をよく使います。
2. RF15-30mm F4.5-6.3 IS STMについて
買った理由について。マウントアダプターを噛まさないと使えないEF16-35mm F4L IS USMに代わる、小型でよく写るレンズとして使えるのではないかと、と考えたからです。
メリットについて。見た目の通り軽く小さく、手ぶれ補正もよく効きます。逆光耐性は、RF Lレンズほど強くはないものの、EF Lレンズにありがちな「微妙に乗るレンズフレア」が無いのは良いですね。角度によってはレンズゴーストが乗るものの、RF Lレンズですら厳しい状況だとレンズゴーストが乗りますので、「まぁこんなものか」といったところです。
デメリットについて。RF 非Lレンズの例に漏れず、広角端で周辺部の補正が強めです。例えるなら、Lレンズだとコンスタントに80点以上を取ってくるのに対し、このレンズだと合格点ギリギリを狙ってくるかのような描写です。望遠端だと周辺まで真っ当に写るんですけどね。
EOS R7+RF-S18-150mm F3.5-6.3 IS STMが定番になった
ほぼ付けっぱなしです。近所を歩くときだけでなく、サブとして忍ばせる際にも有用でした。料理など、テーブルフォトでも大活躍。
一方、RF100-400mm F5.6-8 IS USMはと言うと、そこまで鳥や虫を撮る需要が無いことから、思ったよりEOS R7に差し込みませんでした。換算640mmを稼げるのはアドなんですけどね。
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